ライバル・ショーストロム、池江の復帰喜び「早く会えることを願っています」

[ 2020年8月30日 05:30 ]

競泳・東京都特別大会第1日 ( 2020年8月29日    東京辰巳国際水泳場 )

19年世界選手権で闘病中の池江にメッセージを送る(左から)エマ・マキオン、マーガレット・マクニール、サラ・ショーストロム
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 白血病からの復活を期す競泳女子の池江璃花子(20=ルネサンス)が50メートル自由形に出場し昨年1月13日の三菱養和スプリント以来594日ぶりにレースに復帰した。タイムは26秒32で目標に掲げた日本学生選手権(インカレ=10月2~4日)の参加標準記録26秒86をクリアした。

 16年リオデジャネイロ五輪100メートルバタフライ金メダリストで池江と親交の深いサラ・ショーストロム(27=スウェーデン)がスポニチ本紙にメッセージを寄せた。

 「池江の体調が良くなり、再びプールに戻る準備ができて、本当にうれしい。彼女がどれだけ水泳を愛し、この瞬間を待ちわびていたか、私には分かります。彼女の幸運を祈り、早く会えることを願っています」。

 池江が憧れ、尊敬する存在で、18年10月にはトルコで合同合宿を実施。ホテルの部屋でガールズトークに花を咲かせ、オフに一緒に海に繰り出すなどプール外でも交流した。

 ショーストロムは銀メダルを獲得した19年7月の世界選手権(韓国・光州)の表彰台で金のマクニール(カナダ)、銅のマキオン(オーストラリア)に呼び掛け、闘病中の池江へ激励メッセージを発信。3人の手のひらに「Ikee NEVER GIVE UP Rikako」と書き込み、中継を通して思いを伝えた。今月中旬までは池江と練習を共にした場所でもあるトルコで合宿を実施。現在は10月中旬開始予定の競泳の国際リーグに向け、母国スウェーデンで練習している。イメージするのは24年パリ五輪での池江とのメダル争い。再びプールで再会する日を心待ちにしている。

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