日本、デ杯1次L敗退 セルビアに完敗で2戦2敗 来年のシード逃す

[ 2019年11月21日 08:18 ]

セルビア戦のシングルス第2試合でノバク・ジョコビッチ(右)に敗れた西岡良仁
Photo By ゲッティ=共同

 男子テニスの国別対抗戦、デビス杯(デ杯)本戦第3日は20日、マドリードで行われ、1次リーグA組の日本はセルビアに0―3で敗れ、2戦2敗で敗退が決まった。エースの錦織圭(日清食品)を右肘故障で欠いた日本は来年の本戦シード権を逃し、3月の予選に回る。

 シングルスで杉田祐一(三菱電機)が敗れ、世界ランキング73位の西岡良仁(ミキハウス)は同2位のノバク・ジョコビッチに1―6、2―6で完敗。ダブルスの内山靖崇(北日本物産)マクラクラン勉組はヤンコ・ティプサレビッチ、ビクトル・トロイツキ組に6―7、6―7で屈した。

 今年から新方式となったデ杯は18カ国が6組に分かれて総当たりし、各組1位など8チームが決勝トーナメントに進む。

 ▼岩渕聡・デビス杯日本代表監督 世界の強豪に通用する部分と、まだ少し届かない部分が分かった。(新方式の)短期決戦の方がチャンスはあり、ポジティブに捉えている。

 ▼西岡良仁 ジョコビッチには全然歯が立たずに差を痛感した。どこに打っても返球され、質も高い。すごくやりにくかった。それを経験できたのは収穫。

 ▼杉田祐一 ものすごく責任を感じている。非常に悔しい。次こそは(勝利を)もぎ取るぞという思い。

 ▼マクラクラン勉 同じ組がフランスとセルビアでタフだと思っていた。もう一度デ杯に出るチャンスがあれば、強いチームになれると思う。

 ▼内山靖崇 (フランス戦に続き)今日も競った試合で負けて悔しい。僕だけトップレベルでの経験が少ない。プレーの内容や質は負けていないが、経験の差を痛感した。(共同)

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2019年11月21日のニュース