八村は4度目のファウルトラブル 前半は8得点 スパーズが6点リードして後半へ

[ 2019年11月21日 10:08 ]

地元ワシントンDCでスパーズと対戦したウィザーズの八村(AP)
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 NBAウィザーズの八村塁(21)は20日、地元ワシントンDCで行われたスパーズ戦にデビューから13戦連続で先発したが、試合開始早々からリズムに乗れなかった。

 開始35秒にはディフェンスの3秒バイオレーション(相手選手に密接することなくペイント内に3秒いること=テクニカル扱い)をコールされ、2分9秒に正面から試みたドライブインからターン・アラウンドによるゴール下でのシュートは、スパーズのセンター、ヤコブ・パートル(24=オーストリア出身)の高さに阻まれてねじ込むことはできなかった。

 その32秒後には、同じドラフト9番目指名(2009年)だったデマー・デローザン(30)への反則をコールされ、そのデローザンからの反則で2分57秒にフリースローを2本とも決めたものの、ディフェンスでチームに貢献することができなかった。

 第1Qの3分11秒、百戦錬磨のデローザンの単純なポンプ・フェイクに引っかかって2反則目。この時点でダビド・バターンズ(27=ラトビア出身)と交代してベンチに下げられた。

 八村が第1Qで2反則を犯したのは開幕戦のマーベリクス戦、第6戦のピストンズ戦、第9戦のセルティクス戦を含めて4回目。「ファウル・マネジメント」への改善が急務だが、この日もそれが課題のまま残る滑り出しとなった。

 しかもウィザーズは第1Qでチームの得点源で今季リーグ3位の平均30・1得点をマークしているガードのブラドリー・ビール(26)と、先発5試合目のフォワード、トロイ・ブラウンJR(20)も第1Qで2反則。スパーズはこの試合を迎えるまで9季ぶりの6連敗を喫して不振に陥っているが、ウィザーズはホーム・アドバンテージを生かせない前半戦となった。

 それでも控えのガード、イッシュ・スミス(31)がフィールドゴール(FG)を5本すべて成功させて11得点。昨季までスパーズに所属したバターンズも10得点を記録するなどベンチ勢が活躍して踏ん張った。

 八村は第2Qの4分39秒からコートに復帰。ディフェンスは消極的にならざるをえなかったが、それでもゴール下でのシュートを3本成功させてこのクオーターだけで6得点。前半はFG6本中3本の成功で8得点をマークした。

 スパーズとは敵地サンアントニオで10月26日に対戦して122―124で惜敗。八村は38分出場して16得点を挙げたが勝負どころの第4Qは残り6分39秒からコートに戻ったものの無得点だった。

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2019年11月21日のニュース