八村は15得点 3試合ぶりに2ケタ記録 ウィザーズは4勝目 東地区最下位脱出

[ 2019年11月21日 11:33 ]

第2Q、スパーズのパートルをかわしてレイアップを決める八村(AP)
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 NBAウィザーズの八村塁(21)は20日、地元ワシントンDCで行われたスパーズ戦にデビューから13戦連続で先発。25分の出場で15得点をマークし、チームは138―132(前半63―69)で勝利を収めて今季4勝目(9敗)を挙げた。この結果、ウィザーズの勝率は・333となって、東地区全体最下位から15チーム中の11位に順位を上げた。

 八村は開始3分11秒で2反則、第3Qには開始34秒と9分26秒、すべてスパーズの得点源となっているデマー・デローザン(30)への反則をコールされてプレータイムを制限された。

 それでもその中でフィールドゴール(FG)を10本中5本決め(すべてゴール下)、フリースローも6本中5本を成功させて15得点。3試合ぶりに2ケタ得点をスコアシートに書き込んだ。

 試合は序盤で劣勢だったウィザーズが第3Qに連続12点を奪うなどで主導権を奪回。八村同様に第1Qに2反則を犯していたブラドリー・ビール(26)が後半だけで27得点(計33得点)をたたきだしてチームをけん引した。

 八村が第1Qで2反則を犯したのは開幕戦のマーベリクス戦、第6戦のピストンズ戦、第9戦のセルティクス戦を含めて4回目。「ファウル・マネジメント」への改善が急務だが、それでもこの日は第4Qの残り5分29秒からコートに復帰して、チームにとっては貴重な4得点をもたらした。

 控えのガード、イッシュ・スミス(31)と昨季までスパーズに在籍したダビド・バターンズ(27=ラトビア出身)もともに21得点。八村は1本失敗しているが、チームの3点シュート成功本数はこの日、30本中18本に達し、スパーズの追撃を阻んだ。

 スパーズとは敵地サンアントニオで10月26日に対戦して122―124で敗れていたがホームで雪辱。一方、スパーズはデローザンが31得点を稼いだものの敗れて5勝10敗。7連敗を喫するなど序盤でのもたつきが顕著で、23季連続のプレーオフ進出に早くも黄信号が点灯する事態となった。

 なおウィザーズは22日にマイケル・ジョーダン氏(56)がオーナーを務めるホーネッツとホームで対戦する。

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