ミレニアム世代・安田らも参戦 最終プロテストは狭き門 アン・シネ「これからもずっと日本で…」

[ 2019年11月4日 18:01 ]

パット練習を終えてカメラマンに手を振るアン・シネ
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 日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の最終プロテストは5日から4日間、岡山県笠岡市のJFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部(6398ヤード、パー72)で行われる。

 今春高校を卒業した安田祐香(18=大手前大1年)、吉田優利(19=日本ウェルネススポーツ大1年)、後藤未有(19)、上野菜々子(19)ら“ミレニアム世代”のアマチュアに加え、今年6月の日本女子アマチュア選手権を制した西郷真央(18=千葉・麗沢高3年)ら現高校3年生、これまでTP(トーナメント・プレーヤー)単年登録でプロツアーに出場していた韓国の“セクシークイーン”アン・シネ(28=NOWON)、“黄金世代”三浦桃香(20=アウトソーシング)、山路晶(21=森六グループ)、丹萌乃(22=ディライトワークス)ら既にプロとして実績を積んできた選手も参加している。

 JLPGAの制度変更により来年度のツアー出場権を争う今秋のツアー予選会(QT)からプロテスト合格者以外の参加が原則、認められなくなったからだ。72ホール終了時点上位20位タイまでの合格枠は変わらないが、その“門”は非常に狭いものになっている。

 プロ12年目のアン・シネは「新しい資格への挑戦となりますが、毎年のQTと同じ感覚です。これからもずっと日本の試合でいい成績を残したいから」とこの日はカメラを構える報道陣に手を振るなど、普段と変わらぬ雰囲気のまま、最終調整を終えた。

 3週前の富士通レディースで史上7人目のアマチュア優勝を飾って一足先にプロ入りした同じ“ミレニアム世代”古江彩佳(19)と兵庫・滝川二高の同級生、安田は4度目となる練習ラウンドで最終調整。「始まってみないとどういう感じになるのか、分からないですけど、落ち着いてプレーできれば」と時折、笑顔も見せながらも集中した表情。安田はこれまでプロツアー20試合に出場して予選落ちは腰痛を抱えながら出場した昨年の「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」1試合だけ。昨年7月の大東建託・いい部屋ネット、今年9月のニトリでは優勝争いを演じるなどトップ10入りは4度と既にプロツアーでシード選手に匹敵する成績を残している。プロテストならではの緊張感の中、どんなプレーを見せるのか、注目が集まる。

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