今平 終盤失速でまたV逸…今季4度目の2位 残り5戦「毎試合、優勝を狙いたい」

[ 2019年11月4日 05:30 ]

男子ゴルフツアーマイナビABCチャンピオンシップ最終日 ( 2019年11月3日    兵庫県ABCGC=7200ヤード、パー72 )

18番、優勝を決めるイーグルパットを決めが黄重坤は今平周吾がガックリと引き揚げる中、キャディーと抱き合う(撮影・井垣 忠夫)
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 単独首位から出た昨年の賞金王、今平周吾(27=フリー)は最終18番でイーグルを奪うなど69をマークしたが、終盤15番からの連続ボギーが響き、通算18アンダーの2位。賞金1500万円を加算し、再び賞金ランク首位に立ったものの悔しいV逸となった。優勝は67で回った韓国の黄重坤(ハンジュンゴン)(27)。通算19アンダーで15年カシオ・ワールド以来の日本ツアー4勝目を挙げた。

 最終18番で4メートルのイーグルパットを先に沈め、1打差で首位を走る黄重坤を追い詰めたが、またもV逸。今平は「今週はいい位置だったし、優勝したいと思ってたので…」と今季4度目の2位に無念の表情を浮かべた。

 “石仏”の異名通り淡々とプレーする黄とのV争いは一進一退だったが、1打リードで迎えた15番で左ラフからの第2打を左に曲げてロストボールにする痛恨のミス。続く16番でもグリーンエッジからの寄せをミスして連続ボギーを叩き、優勝から4年、遠ざかっていた黄を楽にした。

 賞金ランク首位のC・キム、同3位の石川遼が今週、世界選手権のHSBCチャンピオンズ(中国)出場を選択する中、今平は国内にとどまった。その狙い通り、2位の好成績で史上5人目の2年連続賞金王へ再び賞金王レースの首位に立ったが、年間2勝以上というもう一つの目標を目前で逃して喜びも半減。残り5試合。「毎試合、優勝を狙いたい」と気合を入れ直した。(石川 勝己)

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