黄重坤、今平振り切り久々V「久しぶりすぎて優勝の感情を忘れてました」

男子ゴルフツアーマイナビABCチャンピオンシップ最終日 （ 2019年11月3日    兵庫県ABCGC＝7200ヤード、パー72 ）

18番、優勝を決めるイーグルパットを決めが黄重坤は今平周吾がガックリと引き揚げる中、キャディーと抱き合う（撮影・井垣　忠夫）
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　単独首位から出た昨年の賞金王、今平周吾（27＝フリー）は最終18番でイーグルを奪うなど69をマークしたが、終盤15番からの連続ボギーが響き、通算18アンダーの2位。賞金1500万円を加算し、再び賞金ランク首位に立ったものの悔しいV逸となった。優勝は67で回った韓国の黄重坤（ハンジュンゴン）（27）。通算19アンダーで15年カシオ・ワールド以来の日本ツアー4勝目を挙げた。

　首位に1打差の2位から出た黄重坤が最終18番で2メートルのイーグルパットを沈め、今平とのシーソーゲームを制した。「久しぶりすぎて優勝の感情を忘れてました」。優勝のなかったこの4年は2位が5度。今年7月の日本プロではプレーオフで石川遼に敗れているが、この日は攻めのゴルフで「トラウマになりそうだった」という勝負弱さを克服した。12月には母国韓国で約2年間の兵役義務を果たすため身体検査を受ける。