23得点決めた八村塁 強豪に健闘も“経験の差”痛感「絶対に忘れてはいけない試合」

[ 2019年8月22日 22:26 ]

<バスケットボール男子日本代表強化試合 日本・アルゼンチン>第2Q、ターンオーバーからダンクシュートを決める八村(右から2人目)=撮影・小海途 良幹
Photo By スポニチ

 バスケットボール日本代表の八村塁(21=ウィザーズ)は22日、さいたまスーパーアリーナで行われたアルゼンチン代表との強化試合で3点シュート1本を含む23得点、7リバウンド、5アシストをマークした。日本は世界ランキング5位相手に健闘しながらも、93―108で敗れた。

 八村との試合後の一問一答は以下の通り。

 ――ゲームを振り返って。
 「出だし、ああいうふうに出たんですけど、途中に中盤で突き放されて、僕らもいい感じでフェィフェンス頑張って、オフェンスでもいい流れになってきて、やっていたんですけど、最後の方にあっちの、経験の差でもないですけど、パッてやられたっていうイメージだったので、これから僕らもそういうところで経験を積んでいくと思うので、きょうみたいな試合は絶対に忘れないでこれからに生かしたい」

 ――(第4Q)残り2分から一気に離された。
 「あっちは決めるところは決めてきて、僕らは決めるところで決められなかったので、そういうところが経験の差じゃないかなと思います」

 ――まんべんなくみんな点が取れていた。
 「オフェンスの部分は僕らはそこが強みだと思うので、どこからでも点が取れるというのは僕らの強みの1つで、それが今日は出ていたのでオフェンスの部分では凄く良かったと思うんですけど、ターンオーバーも数としては多くなかったんですけど、いらないターンオーバーばっかりだったので、そういったところも考えると、ああいうチームと戦う時は、そういうターンオーバーは少なくしていかないといけないなと思います」

 ――アルゼンチンのような強豪とやると、世界との距離感が分かる試合だったと思うが。
 「ああいう国とできるということは、ホントに僕らにとっても大きいことですし、負けたけれど絶対に忘れてはいけない試合だったと思います。あっちは見ていても凄く落ち着いていて、やってても余裕があるような感じでプレーしていたので、僕らもそういったところはしっかり学んでいかないといけないなと思いますし、その前に僕らはディフェンスの部分で甘いところがいっぱいあると思うので、そういうところはしっかり修正していかないといけないなと思ってます」

 ――スコラを筆頭に何人かNBA経験者がいるチームだった。マッチアップしてみて自分の手応えは。
 「問題ないです」

 ――ディフェンスはニュージーランド戦よりゾーンが機能したのでは。
 「そうですね、僕らもゾーンの部分で凄い点差を詰められたと思うので。そういうところはこれから僕らの強みというか、やっぱりディフェンスの修正が効いたと思うので。そういうディフェンスの部分で全然甘いところがあるので、そういうところは僕らも、この試合絶対、ミーティングとか、映像とか見たりすると思うので、そこはしっかり修正していきたいなと思います」

 ――少しずつディフェンスの感触はつかめてきている?
 「そうですね、この間よりは絶対にいいディフェンスが今日はできたと思うので、そういうところは忘れないで、これからどんどん上げていかないといけないと思います」

 ――3ポイントを気持ち良く打たせすぎた。
 「おっしゃるとおり、相手はカンファタブルにやってたので、そういうところは僕らもディフェンスのところで、もうちょっと余裕というか、相手に余裕を与えないようなディフェンスぶりをしなきゃいけないなと思いますし、相手は逆に僕らがやりにくいようなプレッシャーのディフェンスとかしてきたので、そういうところは僕らももっと、チームとして上げていかなきゃいけないと思います」

 ――ダブルチームとかでマークされたりして、そういうときにプレーメーカーみたいな役割はできたか。
 「相手もマークが強くなってきたりするので、そういうところで僕がプレーメーキングしたりして、チームとして、どのポジションからでも点が取れるのが僕らの強みと思うので、そういうところは今日はできていたんじゃないかと思います」

 ――トップレベルのチームとやって感じた距離感は。
 「相手の冷静さとか、ゲームの勝ち方知ってるなというのは、チームとして、個人もそうですけど、チームの監督も含めて分かってるなというのが、僕らと違うチームだなと感じました。他の差はそこまでないと思うんですけど、そこの差が大きいと思いますね、今、日本チームとアルゼンチンは」

 ――スキルより試合の運び方。
 「そうですね」

 ――第2Q後半の追い上げの要因は。
 「僕らのディフェンス、ゾーンに変えたところもあると思うんですけど、そこから足が凄く運んでいたというのが、走って速攻も凄く仕掛けていたので、そこが良かったと思います」

 ――これから、ああいう時間帯を増やしていきたい?
 「そうですね、負けている時間帯もこれから出てくると思うので、ミーティングでもコーチとそう話していたので。そういうところでどれだけ僕らが頭を下げないで、ああいうふうに冷静に、今日みたいに、自分たちでエンジンを切り替えていうか、そういうふうにどれだけできるかが大事じゃないかと思います」

 ――その場面で冷静にアシストをかなり決めていた。
 「(自分に)マークも強く来ていたので、そこで3人、4人と空いている選手がいっぱいいるので、そういうところで先輩たちがしっかり決めてくれたなと思いますね」

 ――30分強のプレータイムは。
 「問題ないと思います」

 ――もっと長くても?
 「僕は大丈夫です」

続きを表示

2019年8月22日のニュース