【尾川とも子の目】楢崎智亜、東京の金目指して引き出しを増やせ

[ 2019年8月22日 08:26 ]

スポーツクライミング・世界選手権   最終日 ( 2019年8月21日    エスフォルタアリーナ八王子 )

子複合決勝、ボルダリングの第3課題を完登しガッツポーズを見せる楢崎智亜(撮影・会津 智海)
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 楢崎智亜選手はやはり、ボルダリングが素晴らしかったですね。“一撃”でクリアした第1課題。丸い穴の開いたゴールのホールドを取る局面は、登るために縦方向への力が欲しくなるところ。ここで楢崎選手は少し壁から体を離し、上半身だけで勢いをつけて、きっちり保持しました。第2課題では最終局面で、両脇を開いてほぼ同時にゴールのホールドをキャッチ。楢崎選手の肩の筋力の強さが生きました。

 ただ、この日のボルダリングの課題は、楢崎選手と相性が良かった。最大のライバルと目されたオンドラ選手(チェコ)は予選敗退しましたが、五輪に出場してくる可能性があります。自然の岩場で鍛えているオンドラ選手が得意なムーブは現状、楢崎選手にとって不得意なムーブです。五輪金メダルに向けて、さまざまな課題に対応できるよう、さらに技術の引き出しを増やしてくれることを期待しています。 

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