ラグビーW杯優勝トロフィー 関西ラグビー発祥の地にお目見え

[ 2019年6月17日 14:41 ]

京都市の下鴨神社内で行われたW杯成功祈願の集いでW杯優勝トロフィーと対面したラグビー関西協会の坂田好弘会長(左)とW杯日本大会のアンバサダー元木由記雄氏
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 ラグビーW杯日本大会成功祈願の集いが17日、京都市の下鴨神社で行われた。W杯優勝トロフィー「ウェブ・エリス・カップ」が国内各地を回るツアーの一環として開催され、日本人で初めて世界殿堂入りをした関西協会・坂田好弘会長(76)、W杯に4回出場し、W杯日本大会アンバサダーを務める京産大・元木由記雄ヘッドコーチ(47)らが出席した。

 日本代表がロシア代表(東京・味の素スタジアム)と戦う9月20日の開幕戦まで100日を切った。坂田会長は「こういった機会にウェブ・エリス・カップや、下鴨神社についてももっと知ってもらいたい」と語り、ラグビーの歴史や文化の普及にも期待を寄せた。

 また、大会レガシーについても言及。サッカーと違って専用スタジアムが全国に5つしかなく、グラウンド確保が難しい現状から「W杯の後にどれだけのものが残るのか。競技を始めたいという子どもが増えると思う。それを受け入れる場所を準備するのが協会の仕事」と語り、継続的な環境整備に尽力することを改めて誓った。

 元木アンバサダーはトロフィーを目の前にして「(現役時代の)W杯中にこれだけ近くで見ることはなかった」と語り、「いつかは日本があれを掲げてほしい」とジャパンの躍進を期待した。

 イベントが行われた下鴨神社内の雑太社は、関西のラグビー発祥の地と知られる。聖地とW杯優勝トロフィーのコラボレーションは一般の方にも公開され、約100人が記念撮影をしていた。

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2019年6月17日のニュース