2年連続最下位サンウルブズ ヘッドコーチが釈明

[ 2019年6月17日 19:09 ]

今シーズンのサンウルブズについて総括するトニー・ブラウン・ヘッドコーチ兼日本代表アタックコーチ
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 ラグビー日本代表でアタックコーチを務めるサンウルブズのトニー・ブラウン・ヘッドコーチ(HC、44)が17日、代表合宿が行われている宮崎市内で取材対応し、2勝14敗のリーグ全体最下位(15位)に終わった今シーズンを総括した。

 今季は日本代表の主力選手が2月からスロー調整で合宿を開始。サンウルブズはW杯代表入りを目指す主力以外の代表候補選手や、マーキープレーヤーと呼ばれる日本代表資格を持たない外国出身選手を中心に構成された。当初の計画では4月頃から代表の主力選手が合流する予定だったが、想定以上にケガ人が発生し、プランが頓挫した経緯がある。

 ブラウンHCは「かなりタフなシーズンになった。最後の5、6試合はトップ40の選手を使えなかったので、かなりきつい試合になると想定できていた。序盤はいいラグビーを見せられた。取りこぼした試合はちょっとアンラッキーがあったと思う」と話した。

 今年1月にシーズンへの展望を語った際には、「サンウルブズは(日本代表の)強化ツールではない」と断言したブラウンHC。しかしこの日は「サンウルブズはあくまでW杯に向けての準備の一つのとして考えていた」と趣旨が異なる発言をし、その点を指摘されると「自分のコントロール外です」と応じるしかなかった。

 開幕が約3カ月後に迫ったW杯に向けては「(宮崎合宿で)さらにラグビーを磨き上げていきたい。サンウルブズに投入した新たな戦法をジャパンにも導入しようかと検討している」と話した。

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2019年6月17日のニュース