貴景勝 8日目から再出場、右膝に注射&酸素カプセルで驚異の回復

[ 2019年5月18日 05:30 ]

大関・貴景勝
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 大相撲の新大関・貴景勝(22=千賀ノ浦部屋)が夏場所8日目から再出場することが17日、分かった。4日目の小結・御嶽海戦で右膝関節内側側副じん帯を損傷し、3週間の加療を要するとの診断を受けて、5日目から休場していた。高気圧酸素カプセルを導入するなど、急ピッチで土俵に上がる準備を進めている。全勝は鶴竜、栃ノ心の2人となり、1敗は平幕の朝乃山と新入幕の炎鵬となった。

 主役が土俵に戻ってくる。貴景勝が出場を決断したのは17日の夜。ケガをした当初は腫れと炎症で右膝を曲げられず、右足を着地する時も痛みが走ったが、注射を打った16日の夜に腫れが引き始めて好転すると、一夜明けてさらに状態が上向いた。夜になって、師匠の千賀ノ浦親方(元小結・隆三杉)に「出ます」と再出場することを伝えた。

 中日から出場すれば残り8番。最後の取組となった御嶽海戦で3勝目を挙げており、5勝すれば勝ち越しとなり、来場所のカド番は回避できる。ただ終盤にかけては横綱、大関との取組を控えており、手負いの新大関は試練を迎える。関係者によると、治療を優先して8日目までは部屋の稽古場には下りず、ぶっつけ本番で挑む意向だ。

 回復力を上げるため、高気圧酸素カプセルを導入した。02年のサッカーW杯直前にイングランド代表のデビッド・ベッカムが骨折し、出場が絶望的だった状態から驚異的な回復を遂げた“ベッカムカプセル”。通常の2倍の酸素量を効率よく体中に運ぶことで、筋肉がほぐれてケガが治りやすくなるという。17日から酸素カプセルに入り始め、今後も1日数回の頻度で使用し、並行してトレーナーらの治療を受ける。

 再出場が絶望的とみられた危機から一転、土俵に上がり勝ち越しを目指す22歳。「ケガは大丈夫。ケガは全く問題ない。出るからには自分の相撲を取り切りたい。お客さんに喜んでもらえるように勝たなければならない」ときっぱり。新幕下だった4年前の15年夏場所以来、患部にテーピングを施して再び出陣する。

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