東地区決勝でバックスが連勝 45年ぶりのプレーオフ6連勝 アデトクンボ30得点

[ 2019年5月18日 12:50 ]

ラプターズのガソルのシュートをブロックするバックスのアデトクンボ(AP)
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 NBAプレーオフの東地区決勝第2戦が17日にミルウォーキー(ウィスコンシン州)で行われ、1位で地元のバックスが一度もリードを奪われることなく、2位のラプターズを125―103(前半64―39)で下してホームで2戦2勝。今ポストシーズンでは通算10勝1敗で、フィナルに進出した1974年以来、45年ぶりにプレーオフで6連勝を飾った。プレーオフ開始から11戦消化時点での最多勝利は、無敗だった2017年のウォリーズの11勝で、10勝1敗は1989年と2001年のレイカーズを含めて史上3回目。バックスは今季リーグ最多の60勝(22敗)を挙げているが、ここまではその実績通りの戦い方を見せている。

 シーズンMVP候補のヤニス・アデトクンボ(24)は35分の出場で30得点と17リバウンドをマーク。ベンチから出たアーサン・イリヤソーバ(32)は前半での15得点を含む17得点を稼いだだけでなく、相手から3度のチャージングを誘うなどディフェンス面でも貢献した。

 今季からバックスの陣頭指揮を執っているマイク・ブデンホルザー監督(49)は小刻みなローテーションで応戦。前半での選手交代回数は延べ19回で、ラプターズの10回を大きく上回った。選手のスタミナ温存と攻守の切り替えを含めた戦略的な側面をあわせ持つ独特の采配。3人のベンチ・プレーヤーを含め6人が2ケタ得点をマークしており、アデトクンボ1人に的を絞らせない巧みな選手起用だった。

 ラプターズは第3序盤で最大28点のリードを許しながら、一時は13点差にまで詰めたが反撃もここまで。カワイ・レナード(27)が31得点、カイル・ラウリー(33)が15得点を記録したが、2ケタ得点はこの2人だけに終わった。シュートの成功率はフィールドゴール(FG)が36・6%、3点シュートが25・0%、フリースロー(FT)が60・0%といずれも低調。敵地では精彩を欠いてホーム・アドバンテージは奪えなかった。

 なおこのシリーズの第3戦と第4戦は、場所をラプターズの地元カナダ・トロントに移して19日と21日に行われる。
 

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2019年5月18日のニュース