男子1600リレー 日本4位で世陸出場確定 メダル手応え

[ 2019年5月13日 05:30 ]

男子1600メートルリレー決勝で4位に入った日本チームの(左から)ウォルシュ・ジュリアン、佐藤拳、北谷、若林(撮影・小海途 良幹)
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 陸上の世界リレー大会最終日は12日、横浜市の日産スタジアムで行われ、男子1600メートルリレー決勝で日本(ウォルシュ、佐藤、北谷、若林)が3分3秒24で4位に入り、上位10チームに与えられる世界選手権(9月27日開幕、ドーハ)出場権を確定させた。女子800メートルリレーの日本(山田、三宅、児玉、青野)は日本新記録となる1分34秒57で同じく4位だった。

 男子1600メートルリレー決勝は日本はメダルまであと一歩の4位に迫った。1走のウォルシュは「悔しい思いもあるが、進歩も感じられたレースだった」と充実感を漂わせた。近年は低迷していたが、4月のアジア選手権を制するなど、96年アトランタ五輪5位の種目にも復活の兆しが見えてきた。2走の佐藤は「日本のマイルリレーが世界で戦えるところまで来ている」と手応えを口にした。

 《前日400メートル屈辱、日本新で雪辱》女子800メートルリレー決勝は前日の400メートルリレーで予選落ちした屈辱を日本記録の更新で払しょくした。1走の山田は「(400メートルの)悔しい思いをぶつけられた。このいい流れを400メートルリレーに持っていきたい」と意気込んだ。200メートルを4人でつなぐ普段はあまり行われない競技だったがバトンミスなく的確につないだ。山田は「東京五輪で個人とリレーで決勝に出場したい」と大舞台を見据えていた。

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