玉鷲V残った 錦木を圧倒!全勝白鵬に離されん2差

[ 2019年1月23日 05:30 ]

大相撲初場所10日目   ○玉鷲-錦木● ( 2019年1月22日    両国国技館 )

錦木を力強く攻める玉鷲(右)(撮影・西海健太郎)
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 関脇・玉鷲が錦木を圧倒し、勝ち越した。10日目の給金は12年夏場所以来の自己最速タイ。隠岐の海を退けて全勝で単独トップの白鵬を2差で追っている。2場所連続Vがかかる関脇・貴景勝は高安に敗れて3敗目を喫した。千代の国が敗れたため、1敗は消えた。

 持ち味である真っ向勝負の男気相撲。玉鷲が錦木を問題にしなかった。思い切り頭で当たって、突き放しから十八番の喉輪もさく裂。最後まで相手を正面に置き、腰を落として盤石の姿勢で押し出した。

 12年夏場所以来のスピード給金を決め、「ちょっと緊張した」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。1敗が消え、全勝の白鵬の背中に一番近い位置の2差には、「盛り上げていきたいですね。頑張ります」と頼もしい。

 豪快な土俵とは裏腹に、謙虚に学ぶ研究熱心な一面を持つ。角界随一の破壊力を生む立ち合いも、小結・妙義龍と平幕・勢のいいとこ取りで「3、4年前」に完成した。立ち合ってからの低い姿勢と角度は妙義龍をイメージ。仕切りで手をかなり前方に付く方式は、勢を参考にした。これで体がスムーズに前に出るようになった。

 「年下からも学ばないといけない」。玉鷲の信条だ。最近では、年がひと回り違う22歳の貴景勝も、お手本にしている。「勉強になった。何があっても、あまり笑顔はない」。15日間、精神的な浮き沈みを周囲に見せず土俵に上がる点が「優れている」と感心する。

 場所中に引退した稀勢の里よりも2つ年上の34歳。2年前の初場所で新関脇になったころには「上がったな」という達成感が大きかった。しかし、「今はもっと(上に)昇りたい」と貪欲な気持ちに変わった。首位の白鵬との直接対決も残っている。V戦線キーマンは、一喜一憂せず終盤を戦う。

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