中嶋常幸氏&森口祐子氏 プレーヤー部門で殿堂入り

[ 2019年1月23日 05:30 ]

プレーヤー部門で殿堂入りした中嶋常幸氏(左)と森口祐子氏
Photo By スポニチ

 日本プロゴルフ殿堂は23日、都内で会見し、第7回殿堂入り顕彰者4人を発表した。プレーヤー部門は、レギュラー48勝で4度の賞金王に輝いた中嶋常幸氏(64)とママさんプレーヤーのパイオニア、森口祐子氏(63)。レジェンド部門は「早打ちマック」の愛称で親しまれた佐藤精一氏(86)と、選手での活躍に加えLPGAの発展に寄与した小林法子氏(74)が殿堂入りした。3月22日にパシフィコ横浜で顕彰式が行われる。

 【レジェンド部門】

 ◆佐藤 精一(さとう・せいいち)1932年(昭7)9月10日生まれ、千葉県出身の86歳。18歳で我孫子CCに入り、プロを目指す。山本増二郎や林由郎のもとで修行し、23歳でプロになる。1966年の日本オープン(袖ケ浦CC)で初優勝。1970年に日本プロを制した。間髪入れずに打つプレーの早さから「早打ちマック」とも呼ばれた。シニアでは1982年の日本プロシニアで優勝。

 ◆小林 法子(こばやし・のりこ)1944年(昭19)11月16日生まれ、千葉県出身の74歳。ゴルフ練習場の事務員から女子プロ1期生になる。初優勝は1973年の日本女子オープン。1987年の那須小川レディースでは、当時最年長の42歳で優勝した。日本女子プロゴルフ協会でも数々の役員を歴任。2008年から3年間は副会長として樋口会長を補佐した。

 【プレーヤー部門】

 ◆中嶋 常幸(なかじま・つねゆき)1954年(昭29)10月29日生まれ、群馬県出身の64歳。父・巌氏の厳しい指導で腕を磨き、1973年の日本アマを当時最年少18歳で制する。プロ入り後も1977年の日本プロを22歳で制するなど当確を現し、1982年に初の賞金王。1985年に史上初の1億円選手となる。海外では1986年の全米プロで3位など活躍。シニアでは2005年に日本シニアオープン、2006年の日本プロシニアを制覇。レギュラー時代と合わせ「日本タイトル6冠」を達成した。レギュラー通算48勝。賞金王4回。シニアツアー通算5勝。

 ◆森口 祐子(もりぐち・ゆうこ)1955年(昭30)4月13日生まれ、富山県出身の63歳。高校時代はバスケットボールで活躍するも、父の影響でゴルフを始める。1975年に20歳でプロテスト合格。1978年のワールド・レディースで初優勝を果たし、同年の日本女子プロにも優勝した。1984年に結婚。長男出産後の翌年に復帰すると日本女子オープンなど年間5勝。1986年に長女出産のため全休するも、復帰後に優勝を重ねた。通算41勝のうち、母親となってから18勝。

続きを表示

2019年1月23日のニュース