兄がレジェンドが恩師が…陵侑快挙を祝福「嬉しい」「よくやった」

[ 2019年1月8日 05:30 ]

ノルディックスキーW杯ジャンプ男子個人第11戦 ( 2019年1月6日    オーストリア・ビショフスホーフェン ヒルサイズ=HS142メートル )

4戦全勝でジャンプ週間総合優勝を決めた小林陵侑(右)と兄の潤志郎(AP)
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 日本のチームメートは小林陵が2回目に決めた大飛躍を見届けると、完全制覇を確信したように歓喜の輪をつくった。

 土屋ホームで選手兼監督として指導する46歳の葛西は「ジャンプの素質は高校時代からあるなとみていた。今季、大爆発してくれて監督としては本当にうれしい」と愛弟子の快挙を喜んだ。5歳年上の兄・潤志郎は「1回目は、気持ちにちょっと余裕がなかったかなと思うけど、2回目はいいジャンプができていた」と祝福していた。

 《日本ジャンプ初の五輪金 笠谷氏「よくやった」》日本ジャンプ界初の五輪金メダリスト、笠谷幸生氏(75)は今回の試合をテレビで観戦し「久しぶりに楽しかったね。よくやったね」とうれしそうに話した。

 笠谷氏は1971〜72年のジャンプ週間で3連勝しながら、札幌五輪の選手選考のため最終戦前に帰国。「チャンピオンが来ないんだから、向こうの人に何年も責められた」と振り返った。また、長野五輪団体金メダリストの雪印メグミルク・原田雅彦監督(50)は「ゴルフやテニスで4大大会を全て勝つようなもの」と完全優勝の重みを興奮気味に説明した。

 《「調子に乗りと手がつけられない」盛岡中央高スキー部伊東監督》小林陵の母校・盛岡中央高スキー部の伊東雄一監督(47)は「高校の時から調子に乗ると手がつけられないタイプの選手でした。メンタル面の成長も感じた」と教え子の快挙を称えた。

 今回の爆発は予想していた。平昌五輪後の報告会に来た際、小林陵は「まだまだいけます」と自信たっぷりだった。「昔から有言実行するタイプだったので、やるんだろうなとは思いました」。W杯初勝利を挙げた際にはLINEで「負ける気がしない」と強気なメッセージを送ってきたという。

 高校時代は適性を見るという部の方針でジャンプ一本に絞らず、複合もやらせた。また運動神経が良く、体育の授業ではさまざまなスポーツをそつなくこなしたという。特にサッカーがうまかった。「お兄ちゃんは努力型。陵侑は努力もするが、ひらめきが凄い。まさに天才肌の選手。専門外のサッカーもすぐにうまくなった。スキーも含めて他人の動きを見て吸収することにたけていた」と急成長にも納得の様子だった。

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