【砂村光信 視点】大阪桐蔭 スペシャルプレーで2トライ 攻撃の選択肢広がった

[ 2019年1月8日 08:14 ]

第98回全国高校ラグビー最終日 決勝   大阪桐蔭26―24桐蔭学園 ( 2019年1月7日    東大阪市・花園ラグビー場 )

初優勝に歓喜する大阪桐蔭フィフティーン(撮影・成瀬 徹)     
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 大阪桐蔭は前半、いきなりサインプレーから2トライを挙げた。WTBが上がってこない相手守備ラインを研究し、CTBがスペースをつくって逆サイドのWTBを攻撃参加させた。また、試合途中からはスクラムでフランカー奥井がボール投入役となり、そのまま奥井が相手バックスへ突っ込んで優位性を築いた。いずれも準備していたスペシャルプレーを決勝で初めて出した形で、桐蔭学園も対応できなかった。

 前半はバックスも使い、後半は強みであるFW周辺での勝負を徹底した。昨季はFW一辺倒だったが、今季はSO高本をCTBへ移し、SO嘉納、CTB松山主将とバックスに試合をつくれる選手を3人配置。攻撃の選択肢が広がり、スペシャルプレーも含め相手や状況に応じて使い分けるチームに成長した。

 今大会は1回戦からインプレーの時間が長く、ボールを継続する意識も全体的に高かった。早実のように指導者が選手に考えさせるチームも増えている。日本で開催されるW杯で、さらに高校生たちの意識が高まることを期待したい。 (元U―23日本代表監督)

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