【山神孝志 視点】際立っていた大阪桐蔭のフィジカルの強さ

[ 2019年1月8日 09:36 ]

第98回全国高校ラグビー最終日・決勝   大阪桐蔭26―24桐蔭学園 ( 2019年1月7日    東大阪市・花園ラグビー場 )

<大阪桐蔭・桐蔭学園>力強い突破を見せる大阪桐蔭・奥井(撮影・北條 貴史)
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 トップリーグのクボタ、同大で監督を務め現在は日本代表15人制強化副委員長(ユース統括)の山神孝志氏(52)が決勝戦を観戦。対照的なラグビーで勝ち上がってきた両校の対決を確かな視点で解説した。

 剛と柔の戦いだった。際だったのは大阪桐蔭のフィジカルの強さ。押し込まれた時間もあったが、60分間、強みを出し続けた。

 大阪桐蔭の前半の2トライは桐蔭学園が天理戦(準々決勝)でトライを取られたシーンを研究したのだろう。DFのマークがずれる一瞬の隙をついた。後半のドライビングモールで奪ったトライもそう。準決勝で桐蔭学園が東福岡にやられた点をついてきた。前後半、いずれも先手を取ったのも大きい。

 ラックでの見極めも勝因の一つだ。2人目が遅れそうな時は入らずDFラインを整えるが、ターンオーバーできると思えば、2人、3人…と人数をどんどんかけてきた。フィジカルバトルではるかに上回っていた。

 桐蔭学園は好機が少なかった。少ないながらも、モノにしたのはさすがだが、いかんせん少なすぎた。もう少しボールを動かしたかっただろうが、狙い澄ましたタックルに阻まれてしまった。反則が少なかった(合計9)ことからも分かるようにレベルの高い決勝戦だった。

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