被災地に勇気を!“もう一つの花園”は西軍が勝利

[ 2019年1月8日 09:43 ]

第98回全国高校ラグビー大会最終日・U-18合同チーム東西対抗戦   西軍26-12東軍 ( 2019年1月7日    東大阪市・花園ラグビー場 )

熱戦が展開されたU−18東西対抗
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 部員不足の高校に在籍するラガーメンに夢を与えるU―18合同チーム東西対抗戦が決勝戦前に行われ、西軍が26―12で東軍に勝利した。12―12の後半10分、西軍の川上(熊本・東稜)が勝ち越しトライ。部員6人を代表しての出場で“もう一つの花園”の主役となった。16年の熊本地震で市内にある実家が被災。3日にも震度6弱の揺れに見舞われた。「熊本から、この大会に出たい人も多い。その人たちの分もという気持ちだった。最高のトライでした」と笑顔を見せた。

 ◆U18合同チーム東西対抗戦 昨年の新人大会に単独で15人制に出場できなかった学校の選手で昨夏、長野でのU18全国高校合同チーム大会の出場者からメンバーを選出。11回目で通算成績は西軍7勝4敗。

 <常葉大橘コンビ、花園で充実の30分>○…ともに常葉大橘3年で、フランカー望月雄三とWTB海野孝太が東軍でそろって先発し、前半30分間を憧れのピッチで躍動した。背番11の海野は前半16分、左中間22メートルライン付近から一時は勝ち越しとなるゴールキックを決め、「独特の空気感でプレーでき、自信にもなりました」と声を弾ませた。望月は7番を背負い、「歓声も凄くて緊張しましたが、楽しかったです。自分のプレーができたと思います」。持ち前の運動量をベースに、タックルなど体を張ったプレーを連発した。常葉大橘の大山英剛監督(27)は、緑のヘッドキャップで存在をアピールした教え子に満足げ。「望月はボールや相手への反応が早かったですし、海野は夏の合同大会で外していたキックを成功できて良かったです」と目を細めた。試合は両選手が仲間にバトンを渡した後半に3トライを許し、12―26で逆転負け。東軍を3連勝に導くことはできなかったが、表情には充実感がにじんだ。その後、同会場での全国高校大会決勝を観戦。「上には上がいると、改めて感じました。これから、さらに頑張らないと」と刺激を受けた。望月は国士舘大、海野は愛知工大に進学する。一層の成長を誓い合った。

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