女子レスリング・吉田沙保里が引退発表「33年間のレスリング選手生活に区切りをつけることを決断」

[ 2019年1月8日 15:52 ]

女子レスリングの吉田沙保里
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 レスリング女子五輪3連覇の吉田沙保里が8日、現役引退を発表した。

 自身のツイッターで「いつも吉田沙保里を応援していただきありがとうございます。 この度、33年間のレスリング選手生活に区切りをつけることを決断いたしました。 ここまで長い間、現役選手として頑張ってこれたのも沢山の方々の応援とサポートのおかげです。 みなさん、本当にありがとうございました」と報告したもの。

 04年アテネ、08年北京、12年ロンドンは55キロ級で五輪3連覇を達成。しかし、16年リオ五輪の53キログラム級で銀メダルに終わって以降は、至学館大や代表のコーチを務めていたものの、試合からは遠ざかっていた。20年東京五輪挑戦のリミットが来年5月の全日本選抜選手権の予選会となっていた。

 ◆吉田 沙保里(よしだ・さおり)1982年(昭57)10月5日、三重県生まれの36歳。全日本王者だった父・栄勝さんの指導で3歳で競技を始める。02年にシニアの世界選手権初出場初優勝。以降、世界選手権は15年のラスベガス(米国)大会まで55キロ級、53キロ級合わせて13連覇。04年アテネ、08年北京、12年ロンドンは55キロ級で五輪3連覇を達成。16年のリオデジャネイロ五輪は53キロ級で銀メダルを獲得した。12年に国民栄誉賞受賞。「霊長類最強女子」とも呼ばれる。1メートル56。

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2019年1月8日のニュース