帝京大 早大下して唯一の開幕5連勝 「凄く悔しかった」夏の雪辱

[ 2018年11月4日 16:14 ]

<帝京大・早大>前半、突進する帝京大・浅岡(手前右)
Photo By 共同

 関東大学ラグビー対抗戦グループの帝京大―早大は4日、東京・秩父宮ラグビー場で行われ、帝京大が45―28で勝ち、唯一の開幕5連勝とした。早大は今季初黒星で4勝1敗。

 帝京大は早大戦に照準を合わせてきたように、前半だけで4トライを挙げて28―0とリードした。スクラムやブレークダウンでの力強さはさすがで、開始5分にWTB宮上廉(3年)が左隅へ先制トライ。12分に1トライを追加すると、19分と30分にはゴール前のスクラムを押し込んでNo・8ブロディ・マクカラン(4年)がいずれもトライをマークした。

 後半は早大のスピードある攻撃が光った。4分にCTB長田智希(1年)が右中間へ飛び込んで7―28とすると、再び28点差となった14分にはラインアウトからのサインプレーでCTB中野将伍(3年)がトライして14―35。帝京大は18分にSO北村将大(2年)がトライ、23分にはFB竹山晃暉(4年)がPGを決めて45―14としたが、早大は25分にNo・8丸尾崇真(2年)、38分にはWTB古賀由教(2年)のトライで意地を見せた。

 帝京大の岩出監督は「前半は要所で得点を取り切れて安定した試合運びができたが、後半は基本的ところでミスが出て(相手に)チャンスをプレゼントしてしまった」と総括。ロック秋山大地主将(4年)は「夏合宿で早大に負けて凄く悔しかった。プレッシャーを受けてしまっていたので、今日は自分たちがプレッシャーをかける、前へ出るプレーをしようと臨んだ」と話した。一方、早大の相良監督は「ディフェンスにこだわってきたチームとしては6トライは取られすぎ」、フランカー佐藤真吾主将(4年)は「スクラムをあそこまで食い込まれたのは想定外」と振り返った。

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2018年11月4日のニュース