レーン 逆転で日本初V「やっと勝てた」13カ国目の勝利に笑み

[ 2018年11月4日 05:30 ]

男子シニアゴルフツアー 富士フイルム・シニア選手権最終日 ( 2018年11月3日    茨城県 江戸崎CC=6991ヤード、パー71 )

富士フイルム・シニア 優勝したレーン(左)は古森大会会長と笑顔で記念撮影
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 首位に2打差の3位から出たバリー・レーン(58=英国)が8バーディー、1ボギーの64で回り、通算10アンダー、203でレギュラー、シニアツアーを通じて日本初優勝を飾った。3年連続賞金王が確定しているプラヤド・マークセン(52=タイ)は首位から出たものの2打差の2位、田村尚之(54=ダイクレ)は5打差の3位。マークセンは今季の獲得賞金を7536万1400円とし、自身の持つ年間獲得賞金の最高額を更新した。

 最終18番をバーディーで締めると、レーンは帽子を取って控えめに喜びを表現した。今季国内シニア2戦目で念願の初戴冠。欧州5勝、欧州シニア6勝の実力者は「日本でやっと勝てた。いろんな国で勝ってきたが、アジアは初めて。本当にうれしい」と世界13カ国目の勝利を喜んだ。

 マークセンを追う展開。「攻めの姿勢でいけた。前半の6バーディーが大きかった」と7、8、9番の3連続バーディーなどで流れをつかんだ。89年から度々来日、シニア出場規定が変わった昨年からは予選会を受けてまで参戦している。「コースや天気が好きで、人もいい。寿司も大好きなんだ」と笑う。

 8月にカミラ夫人が乳がんの手術を受け、治療を続けている。今大会は乳がんの早期発見などを促すピンクリボン運動に賛同し、選手がピンクリボンのバッジをつけてプレーしていただけに「今日も彼女のことを考えていた」と最高の報告をするつもりだ。

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2018年11月4日のニュース