日本 3連覇に望み、米に黒星も豪に圧勝 4日決勝で米と再戦

[ 2018年11月4日 05:30 ]

スポニチ後援ソフトボール2018ジャパンカップ第3日 ( 2018年11月3日    群馬県・高崎市城南野球場 )

<日本・豪州>先発し3回を無失点に抑えた上野(撮影・荻原 浩人)
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 日本が大会3連覇に望みをつないだ。世界王者の米国に4―9で敗れたが、1次リーグ最終戦ではオーストラリアに9―0で5回コールド勝ち。山田恵里の負傷欠場で今大会は1番に抜てきされた江口未来子(27=デンソー)が、2試合連続本塁打を放つなど存在感を放った。日本は4日の決勝で再び米国と相まみえる。

 米国との第1ラウンドは上野を温存し、若手を起用したものの力負けに終わった。ただし収穫の一つが、不慣れなリードオフマンの役割を演じ切った江口だった。第1打席はファウルで6球粘って四球で出塁。3回には追撃のソロ本塁打を放つと、5回にも再び四球を選んだ。14年には日本リーグで・388の高打率を残し打撃にも定評はあったが、オーストラリア戦でも2戦連発弾に加えて三塁打と爆発した。

 持ち味は宇津木麗華監督が「めっちゃ速い。日本一でしょう」と称える走力。今回は1番への抜てきを受けて「まずは足を使って塁に出る。まずはボールにコンタクトすること」と照準を絞ったことが結果的に長打を生んだ。宇津木監督は山田復帰後に長打力のある2番としての起用も思い描く。チームの底上げにはこうした選手の台頭が欠かせない。

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2018年11月4日のニュース