坂本3位 フリー2位でばん回、GPファイナルに望み「死ぬ気でやりました」

[ 2018年11月4日 03:55 ]

フィギュアスケートGPシリーズ第3戦 フィンランド大会第2日 女子フリー ( 2018年11月3日    ヘルシンキ )

<フィギュアGPシリーズ・ヘルシンキ大会>女子フリー、会心の演技にガッツポーズをする坂本花織(撮影・小海途 良幹)
Photo By スポニチ

 SP7位と出遅れた坂本花織(18=シスメックス)はフリー2位の140・16点、合計197・42点で3位と巻き返した。2週前のスケートアメリカ2位に続く表彰台で、12月のGPファイナル(バンクーバー)進出に望みをつないだ。

 フリーの「ピアノ・レッスン」を滑る終えると、両手を振り下ろして喜びを爆発させた。ルッツがエッジ違反になった以外はミスなく滑り切る会心の演技で「良かった。(中野)先生から死ぬ気で頑張りなさいと言われて、死ぬ気でやりました」を笑顔で振り返った。

 初のファイナル進出が懸かった一戦。前日のSPはジャンプで2度転倒し、大きく出遅れた。「ファイナルのことは忘れてフリーに集中した。(演技前は)全身ガクガクでした」。最初のフリップ―トーループの連続3回転に成功すると「5%ホッとした」、中盤のダブルアクセル(2回転半)―3回転トール―プ―2回転トーループの3連続ジャンプに降りると「半分ホッとした」と徐々に緊張がほぐれていった。終盤のコレオシークエンスでふらつきそうになりながら「意地で耐えました」と踏ん張った。

 ファイナル確実の2位に0・15点届かなかったが、3位で可能性は十分残した。昨季急成長して平昌五輪代表に滑り込んだシンデレラガールは「他の選手の結果次第になるけれど、次の試合までに完ぺきにできるように練習したい」とさらなるレベルアップを誓った。

続きを表示

この記事のフォト

2018年11月4日のニュース