シニア2年目白岩 大好きムーミン母国で躍動、ジャンプ決めた

[ 2018年11月4日 05:30 ]

フィギュアスケート GPシリーズ第3戦フィンランド大会第1日 女子ショートプログラム ( 2018年11月2日    ヘルシンキ )

<フィギュアGPシリーズ・ヘルシンキ大会>女子SPで2位発進の白岩(撮影・小海途 良幹)
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 シニア2年目の白岩優奈(16=関大KFSC)が63・77点でGPシリーズ自己最高の2位につけた。冒頭のルッツ―トーループの2連続3回転ジャンプを降りると、笑みがこぼれ「今季の課題だったコンビネーションジャンプを決めることができて良かった」。その後も気分よくダブルアクセル(2回転半)、3回転ループも決め、「オール・アボード」のアップテンポな曲調に合わせて元気いっぱいに滑り切った。

 腰痛に苦しんだ昨季のGPシリーズはフランス杯6位、NHK杯8位。「今年は結果を出そうと練習してきた」。ティッシュケースにぬいぐるみを縫い付けるほどムーミンが大好き。ムーミンの母国で好スタートを切り「フリーも楽しみたい」と笑顔で語った。

 ≪坂本ミス連発に涙≫初のGPファイナル進出を狙う坂本はまさかの7位発進となった。冒頭の3回転フリップで転倒し、後半の2連続3回転ジャンプでも転んだ。午前の練習でコーチから修正を提案されたステップを意識するあまり「集中できていなかった」と悔やんだ。9月のロンバルディア杯のSPでもジャンプで転倒など2つミスしており「トラウマが出た。全部ダメでした」と涙をこぼした。

 ≪ザギトワ不満1位≫首位発進の平昌五輪金メダルのザギトワは得点のアナウンスを聞くと、悲しげな表情を浮かべた。自己ベストより約11点低い68・90点。冒頭のルッツ―ループの2連続3回転では「硬くなった」とループが1回転になるミスが出た。その後は「残りをしっかりやろう」と気持ちを切り替え、「オペラ座の怪人」を艶やかに舞った。五輪後7センチ身長が伸びた女王は大崩れせず、きっちり定位置についた。

 ▼11位本郷理華 最初の2連続3回転トーループは回転不足の判定で、もっとクリーンに降りないといけないと思った。3回転フリップは転倒したので、そこはしっかり直してフリーに臨みたい。

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