錦織 4強ならず、フェデラーに6連敗 ファイナル出場は濃厚

[ 2018年11月4日 05:30 ]

男子テニス マスターズ・パリ大会 ( 2018年11月2日    パリ )

マスターズ・パリ大会シングルス準々決勝 フェデラーと対戦し、ポイントを奪われた錦織
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 シングルス準々決勝で第10シードの錦織圭(28=日清食品)は、世界ランキング3位で第3シードのロジャー・フェデラー(37=スイス)に4―6、4―6で敗れ、ベスト4入りを逃した。年間成績上位8人によるATPツアー・ファイナル(11〜18日、ロンドン)出場権争いでは9番手が確定。上位選手の欠場による繰り上がり出場が濃厚となっている。

 相手サーブに圧倒される最近の負けパターンが繰り返された。29本あったフェデラーの第1サーブで錦織はわずか1ポイント。「全体的にミスが多かった。リターンゲームでもう少し工夫できたら良かったけど、思うようにいかなかった」と首を振った。第1セットは第9ゲームで先にブレークを許し、第2セットも第1ゲームをブレークされて悠々逃げ切られた。これでフェデラーには14年3月の勝利を最後に6連敗となった。

 最終戦に自動的に出られる年間上位8人には入れなかったが、右膝骨折のデルポトロは欠場濃厚で、ナダルも腹筋の痛みで今大会を欠場。A・ズベレフも肩の痛みを訴えて上位陣の動向は流動的。「ある程度は満足している」と今季を総括した錦織だが、最終戦でフェデラーとの再戦もありそうだ。

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