ハレプ 笑顔でつかんだ悲願の4大大会初優勝

[ 2018年6月10日 07:35 ]

全仏オープン第14日・女子シングルス決勝   シモナ・ハレプ 3―6、6―4、6―1 スローン・スティーブンス ( 2018年6月9日    パリ・ローランギャロス )

全仏オープン女子シングルスでスローン・スティーブンスを破り優勝したシモナ・ハレプは、感無量の表情でトロフィーを掲げる(AP)
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 4度目の決勝戦でついに手が届いた4大大会のタイトル。万感募る初優勝にもシモナ・ハレプ(ルーマニア)に涙はなく、あふれる笑顔に喜びがぎゅっと凝縮していた。

 「一番大事なのは集中を切らさず、自分を信じて、あきらめないことだった」。何度も決勝の壁にはじき返されてもあきらめず、この日のスローン・スティーブンス(米国)との決勝もそうだった。

 第1セットは単調な攻めが目立ち、攻めきれない場面が目立った。第1セットを落とし、第2セットも第1ゲームでいきなりブレークを許した。絶望的な展開で思い浮かんだのは、全く同じ状況から逆転負けを喫した昨年決勝の苦い経験だった。「セットを取ってブレークアップしていたのに私は負けた。だから今日の自分にもチャンスはあると思っていた」

 瀬戸際に追い込まれたことで肩の力が抜け、ストロークにスピンを効かせながら粘り強く攻め始めた。会場を包んだ「シモナ」コールにも背中を押され、第2セットを取り返し、第3セットは一方的な展開に。それでも「最後のゲームは息が詰まりそうだった」。優勝が決まると大きく息を吐き出した。

 「この数年でよりポジティブで、オープンな人間になった。コート上でも楽しそうに見えるみたい」。挫折があっても腐らずに前を向き続けた。その結果つかんだ世界1位のランキングであり、悲願の4大大会制覇でもあった。

 10年前に4大大会のジュニアタイトルを獲得したのがこの全仏だった。「パリは大好きな街。もし勝つのなら、ここで勝ちたいと思った。全豪で勝たなくてよかった」と1月の全豪決勝で敗れたことすら笑い飛ばした新女王。全てを笑顔に包んで頂点に立った。

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