野獣・松本薫 愛娘を東京に残してリオ五輪以来の復帰戦 帰宅後「ギュッとしてチューします」

[ 2018年6月10日 13:09 ]

柔道の全日本実業団体対抗で16年リオ五輪以来の復帰を果たした女子57キロ級の松本薫(右)
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 柔道の12年ロンドン五輪女子57キロ級金メダリストで、16年に結婚、昨年6月に第1子となる女児を出産した松本薫(30=ベネシード)が10日、全日本実業団体対抗(福岡・久留米アリーナ)でリオ五輪以来、約1年10カ月ぶりの復帰を果たした。3人制の女子2部で、松本自身は初戦の2回戦、3回戦ともに一本勝ち。チームは3回戦で敗退した。

 わずか2試合の復帰戦となった松本は「やっと畳の上に立ったんだと思った。凄く緊張しました」とさわやかな汗をぬぐった。初戦は相手が潰れたところを返して寝技に持ち込み、2試合目は小内巻き込みで一本。「(自己採点は)70点。体の仕上がりもまだ70%。一番は闘争心を戻したい」と、まだ“野獣”に戻りきっていないことを明かした。

 16年11月に同じ松本姓の調理師男性と結婚し、昨年6月に女児を出産。出産後はすぐさま、国立スポーツ科学センター(JISS)の復帰プログラムなどを利用しながら、畳への復帰を目指してきた。大会前に娘が1歳の誕生日を迎え、家族そろってお祝い。今大会は福岡県で行われているため「初めて娘と離れた。(都内の自宅で娘の面倒を見る夫から)泣いてばかりと聞いたので、中途半端な試合をできないと思った」といい、「(帰宅したら)とりあえずギュッとしてチューします」と母の顔をのぞかせた。

 今後は8月下旬の全日本実業個人選手権を経て、11月の講道館杯を目指す。20年東京五輪の代表争いに加わるには、両大会での優勝が最低条件と言える状況。「自信はないです。でも今の私は何も背負ってないので」と不敵な笑み。「私の人生は続く。(東京五輪に)出られなかったら2人目(の子供を)を作ります」と“松本節”は健在だった。

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