17歳安田 2差3位浮上、藍さんも達成 アマツアーVいける

[ 2018年6月10日 05:30 ]

女子ゴルフツアー 宮里藍サントリー・レディース第3日 ( 2018年6月9日    兵庫県 六甲国際GC=6525ヤード、パー72 )

1番、チップインバーディーに笑みがこぼれる安田(撮影・井垣 忠夫)
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 4打差の5位タイでスタートしたアマの安田祐香(17=滝川二高)が69で回り、2打差の3位タイに浮上した。宮里藍さんも過去に成し遂げたアマ選手によるツアー優勝を目指し、最終日を好位置で迎える。比嘉真美子(24=TOYO TIRES)が68の好スコアをマークし、通算14アンダーで単独首位に立った。1打差の2位に木戸愛(28=ゼンリン)がつけた。

 2日目にアマ史上初となる「ツアー初参戦から6試合連続予選突破」を成し遂げた安田。昨年の日本女子アマ選手権を制した力と勢いは、本物だった。

 スタートの1番パー5。第3打がグリーンをオーバーし奥のラフへ。だが、ピンまで約8メートルをSWでチップインバーディー。18番も7メートルのパットを沈めて大きな拍手を浴び「凄くうれしいし、頑張ろうと思います」と初々しい笑顔も見せた。

 開幕前日の6日に憧れの宮里藍さんと座談会で顔を合わせ、刺激を受けた。母の美香さんは「藍さんのしっかりした受け答えに感激して帰ってきました。昔から“みんなに好かれるゴルファーになりたい”と。藍さんは(理想に)ぴったり」と好影響を受けた娘に目を細める。11番でこの日唯一のボギーとしたが「ボギーの後は“ドアを閉めるイメージ”」という藍さんの言葉を思い出し、切り替えることができた。

 キャディーは気心の知れた滝川二の3年生が務める。「緊張はあまりしていない」という17歳が、藍さんも達成した史上6人目のアマ選手ツアー優勝に進んでいる。

 ◆安田 祐香(やすだ・ゆうか)2000年(平12)12月24日生まれ、神戸市出身の17歳。姉の影響で7歳からゴルフを始め、小3から坂田塾。17年日本女子アマ選手権、18年全国高校選手権春季大会優勝。ツアー最高位は18年スタジオアリス女子の7位。家族は両親と姉。1メートル63、55キロ。好きなクラブはショートアイアン。

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