【砂村光信の目】チームに流れ呼んだ姫野の単独2回「ピック&ゴー」

[ 2018年6月10日 08:20 ]

ラグビー リポビタンDチャレンジカップ2018第1戦   日本34―17イタリア ( 2018年6月9日    大分銀行ドーム )

イタリアのタックルを蹴散らす姫野(撮影・吉田 剛)
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 魅せる要素があるスーパーラグビーと異なり、テストマッチはどうしても堅い展開になる。SO田村のプレーには確かに安定感があったが、前半はキックがチャージされるのを避けるためにポジショニングが深めで、蹴り合いでは思うように敵陣へ入れなかった。

 その状況で姫野のプレーが日本に流れを呼んだ。タックルされて一度ボールを置き、すぐに拾い上げて前進する「ピック&ゴー」を1人で2回。姫野の得意なプレーだが、ゲインしたのを見てヘルやマフィも続き、イタリアの防御ラインを下げさせた。田村のキックパスから、2トライが生まれたのもFWが前へ出られたから。選手が試合中に判断して、相手の穴を突いて、欧州6カ国対抗のチームに快勝したのは自信になる。

 通常ならテストマッチは第2戦に最強メンバーを投入するが、この勝ち方なら次戦はメンバーを代えることも可能だろう。19年W杯へ若い選手に経験を積ませるのは今春が最後の機会なので、試しても面白いと思う。(元U―23日本代表監督)

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