穂積&二宮組、日本人女子ペアで4大大会初制覇ならずも全仏ダブルス準V

[ 2018年6月10日 19:50 ]

テニス全仏オープン最終日 ( 2018年6月10日    パリ・ローランギャロス )

ショットを放つ二宮真琴(手前)と穂積絵莉(AP)
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 テニスの全仏オープン最終日が10日、パリ・ローランギャロスで行われ、女子ダブルス決勝でノーシードの穂積絵莉(24)、二宮真琴(24=ともに橋本総業)組が、第6シードのバルボラ・クレイチコバ(22)カテリナ・シニアコバ(22=ともにチェコ)組と対戦。3―6、3―6で敗れた。

 55年全米オープンを制した男子の宮城淳、加茂公成組以来で、68年のオープン化以降では史上初となる日本人ペアでの4大大会優勝はならなかったが、日本女子ペア初の準優勝となった。

 第1セット第1ゲームでいきなりブレークに成功するも第2ゲームで相手ペアにブレークを許した。互いにキープして迎えた第6ゲームにも再びブレークを許す苦しい展開に。3―5の第9ゲームはブレークチャンスを決めきれず、チェコ組にセットポイントを決められ第1セットを先取された。

 穂積のサービスで始まった第2セット。流れを変えたい日本ペアだったが、ショットミスと強打を決められ第1ゲームでブレークを許す。劣勢になるもキープを続けて踏ん張る穂積と二宮。第7ゲームはラブゲームキープに成功したが、その後はブレークを奪えず3―5の第9ゲームでブレークされて勝負は決した。

 ◆穂積 絵莉(ほづみ・えり)1994年(平6)2月17日生まれ、神奈川県平塚市出身の24歳。8歳から茅ケ崎のパームインターナショナルアカデミーで本格的にテニスを始める。15歳から杉山愛さんの母・芙沙子さんに師事し、17歳でプロ転向。今年3月からは杉山さんをコーチに迎える。16年に加藤未唯とのペアでツアー初優勝。17年全豪では同ペアで4強。ランキング最高位は単144位、複29位。1メートル68、60キロ。

 ◆二宮 真琴(にのみや・まこと)1994年(平6)5月28日生まれ、広島市出身の24歳。6歳からテニスを始め、18歳でプロ転向。16年9月のジャパン女子オープンで青山修子と組んでツアー初優勝。昨年のウィンブルドンではボラコバ(チェコ)と4強入りした。同大会では球団グッズの髪留めを使用したカープ女子。昨年10月にマツダスタジアムで始球式を行った。ランキング最高位は単280位、複35位。1メートル57、53キロ。

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