張本、大金星 世界ランク1位に続きリオ五輪王者・馬龍撃破!

[ 2018年6月10日 05:30 ]

卓球 萩村杯ジャパン・オープン第4日 ( 2018年6月9日    福岡・北九州市立総合体育館 )

第6ゲームで馬龍から得点を奪って雄叫びを上げる張本(撮影・会津 智海)
Photo By スポニチ

 14歳が大金星を挙げた。男子シングルス準々決勝で世界ランク10位の張本智和(14=エリートアカデミ―)が、同2位で16年リオ五輪金メダリストの馬龍(29=中国)を4―2で撃破して4強入り。世界1位の樊振東(21=中国)を破った4月のアジア・カップに続き、卓球界に衝撃を与えた。女子シングルスでは伊藤美誠(17=スターツ)が準決勝に進出したが、石川佳純(25=全農)は準々決勝で敗れた。

 力強い14歳のバックハンドに、世界一の29歳が反応できない。勝利が決まった瞬間、張本に雄叫びはなく、喜びをかみしめながらコートにひざまずいた。馬龍はリオ五輪に加え、15、17年世界選手権を連覇。卓球界の頂点に君臨する男を粉砕し、「現世界王者に勝てたのはうれしい。こんなに早いタイミングで1位の選手に勝ててビックリしている」と大金星を振り返った。

 15年10月、小学6年生で世界285位だった張本は、世界1位の馬龍と対戦。「ボールの質に驚いた。何もさせてもらえなかった」と0―4完敗を喫したが、約2年8カ月で一気に差を縮め、勝利をもぎ取った。「ひらめきで勝てる相手じゃない。地力で勝てた」。誰よりも張本自身が、成長を実感していた。

 サーブが効果的で、試合開始から3ゲーム連取。そこから3―11、2―11と盛り返されても、ひるまない。「(第4、5ゲームは)声を出す機会がなかったので、声を出していこうと思った」。第6ゲームはおなじみの“チョレイ”の雄叫びが全開。男子日本代表の倉嶋監督は「勝ち切ったのは評価したい」と称えた。

 13年の塩野真人以来、日本勢5年ぶりの戴冠へ、10日の準決勝、決勝に臨む。大金星でも自己採点は「95点」と言う張本は、「あと5点は明日に取っておきたい。馬龍に勝つより優勝したい」と気合を入れる。27日が誕生日の張本にとって、14歳ラストの今大会。進化の一年の締めくくりには、タイトルがふさわしい。

 ▼馬龍 張本は凄く調子が良かった。0―3で負けていて、ちょっと焦った部分があった。3年前に試合をしたけど、かなりの成長が見られた。

続きを表示

「羽生結弦」特集記事

「テニス」特集記事

2018年6月10日のニュース