日大・内田前監督 ハッパかけたが「ああいうプレーをするとは予想できなかった」

[ 2018年5月23日 20:49 ]

<日大アメリカンフットボール部会見>謝罪する内田監督(右)と井上コーチ(撮影・吉田 剛)
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 6日に行われた学生アメリカンフットボールの試合で日大の選手が無防備な関西学院大選手に後方から悪質なタックルをして負傷させた問題で、日大は23日、東京都内で内田正人前監督(62)、井上奨(つとむ)コーチ(30)が緊急会見を行った。

 内田前監督と井上コーチは謝罪したが、QBをつぶせという指示については改めて否定した。前日22日に加害者側の日大DL宮川泰介選手(20)が開いた記者会見で反則は監督、コーチからの指示だったと主張していた。

 悪質なタックルは宮川選手の認識でやったのかという質問に、内田前監督は「彼は力がある選手だが、10の力があるのに5ぐらいでやってしまうときがある。そのときにハッパをかけます。もっとできるんじゃないかという思いがあった。僕の考えからすると、ルールから逸脱することではない。まさか、ああいうプレーをするとは予想できなかった」と答えた。

 試合前に「できなかったらすまされないぞ」と宮川選手に伝えたことについて井上コーチは「彼に対する言葉、表現の仕方、試合までの彼の(気持ちの)持っていき方で、彼自身がとんでもない重圧を受けていた。目の前のことがしっかりと見えなくなってしまったのではないかと思っています」といい、最初のワンプレーを見たのかという問いには「見ましたが、正直彼を次のプレーでも使いたいと思った。判断ミスです」と語った。

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