ロケッツが敵地で貴重な白星 ウォリアーズのホーム連勝記録は16でストップ

[ 2018年5月23日 13:35 ]

歓喜するロケッツのポール(AP)
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 NBA西地区決勝の第4戦が22日(日本時間23日)にオークランドで行われ、1位ロケッツが95―92(前半53―46)の接戦を制して2勝2敗。ウォリアーズのプレーオフでのホーム連勝記録を16(リーグ最長記録)で阻止して、ホーム・アドバンテージを奪還した。

 滑り出しは不調。ティップオフから5分18秒間にわたって連続8本のシュートを外し、0―12と後手に回った。しかし第2Qは34―18。残り2分22秒で44―43といったん逆転し、第1Qの初得点からわずか16分20秒間で12点差をはねのけて試合をリセットした。

 ジェームズ・ハーデン(28)が43分の出場でチーム最多の30得点を稼げば、クリス・ポール(33)は42分で5本の3点シュートなどで27得点をマーク。14得点のエリック・ゴードン(29)を含めて7人のローテーションによる“少数精鋭”で対抗し、10点差を追いかけるところから始まった勝負どころの第4Qでは25―12と圧倒してウォリアーズのファンを沈黙させた。

 4年連続のファイナル進出を目指すウォリアーズは第3戦で52・5%に達していたフィールドゴール(FG)の成功率が39・3%にまで低下。第3Qにはこの日27得点を挙げたステフィン・カリー(30)が3点シュートを3本連続で成功させ、このクオーターを終了した時点で80―70としたが、土壇場ではシュートの精度を欠いた。

 ケビン・デュラント(29)も27得点と12リバウンドを記録したが、残り3分18秒からチームのFGは6本すべて失敗。92―94で迎えた残り2・2秒にはクレイ・トンプソン(28)が無理な体勢からのシュートを強いられ(エアボール)、残り0・5秒からのプレーではカリーが左のコーナーから3点シュートを放ったものの、リングに嫌われて試合終了を告げるブザーが鳴った。

 ロケッツのポールは「ここで絶対ひとつ勝たなくてはいけないのがわかっていた。第5戦はタフな試合になるが場所はヒューストン。なんとしても勝ちたい」と笑顔。ロケッツは今季ヒューストンではリーグ最高成績(34勝7敗)を誇っているだけに、ホームゲームを制して23年ぶりのファイナル進出に王手をかけたいところだろう。

 <チーム記録>

 ▼FG成功率=ロケッツ(39・0%)、ウォリアーズ(39・3%)

 ▼3点シュート成功率=ロケッツ(31・6%)、ウォリアーズ(33・3%)

 ▼FT成功率=ロケッツ(85・2%)、ウォリアーズ(92・9%)

 ▼リバウンド=ロケッツ(41)、ウォリアーズ(49)

 ▼アシスト=ロケッツ(12)、ウォリアーズ(14)

 ▼ターンオーバー=ロケッツ(13)、ウォリアーズ(16)

 ▼速攻ポイント=ロケッツ(13)、ウォリアーズ(8)

 ▼ペイント内ポイント=ロケッツ(34)、ウォリアーズ(36)

 ▼ベンチスコア=ロケッツ(17)、ウォリアーズ(12)

 <個人記録>

 ▼チーム最多得点=ハーデン(ロケッツ=30)、カリー(ウォリアーズ=28)

 ▼チーム最多リバウンド=タッカー(ロケッツ=16)、グリーン(ウォリアーズ=14)

 ▼チーム最多アシスト=ハーデン、ポール(ロケッツ=4)、グリーン(ウォリアーズ=8)

 <西地区決勝の日程>

 ▼第5戦(24日=ヒューストン)

 ▼第6戦(26日=オークランド)

 ▼第7戦(28日=ヒューストン)

 *日付は現地時間

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