日大 24日にも再回答 関学大は26日に会見

[ 2018年5月23日 18:14 ]

 日本大アメリカンフットボール部の宮川泰介選手が悪質な反則行為で関西学院大の選手を負傷させた問題で、日大は24日にも詳細な経緯などについて関学大に再回答する。指導者からの「1プレー目で相手のクオーターバックをつぶせ」という発言の解釈を巡り、選手の受け止めと大学側の主張は食い違っており、再回答でどう説明されるかが焦点となる。

 関学大アメフット部は23日、日本大からの回答と、それに対する見解と対応について、26日に兵庫県西宮市内で会見すると発表した。会見には鳥内秀晃監督、小野宏ディレクターのほかに、負傷した選手の父親の奥野康俊さんも出席する予定。

 規律委員会を設置して調査を進めている関東学生連盟も月内には臨時理事会を開いて追加処分などを協議する方向で調整していると23日に発表。既に宮川選手には対外試合出場禁止、内田正人前監督には厳重注意処分を科している。

 宮川選手は22日の記者会見で、6日の定期戦前日に井上奨コーチを通じて伝えられた「つぶせ」という前監督からの指示は「けがをさせろ」と解釈したと説明。日大は会見を受け「最初のプレーから思い切って当たれという意味で、誤解を招いたとすれば言葉足らずだった」と説明した。

 日大は15日付で関学大に提出した回答書で「指導と選手の受け取り方に乖離が起きたことが問題の本質」とし、再調査をして24日をめどに改めて回答するとしている。

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2018年5月23日のニュース