吉田香織 リオ五輪へ前進の2位「もったいないレースはしたくなかった」

[ 2015年11月15日 12:04 ]

<さいたま国際マラソン>日本人トップの全体2位でゴールする吉田香織
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さいたま国際マラソン

(11月15日 さいたまスーパーアリーナ発着)
 2016年のリオデジャネイロ五輪女子マラソンの国内選考会・さいたま国際マラソンで、地元埼玉県出身の“市民ランナー”吉田香織(34=ランナーズパルス)が2時間28分43秒で2位に入った。

 かつては実業団に所属し、00年シドニー五輪女子マラソン金メダルの高橋尚子さん(43)の練習パートナーを務めたこともある吉田。30キロ付近で先頭集団から遅れ、このままかとも思われたが、前を走るチェシャイアー(ケニア)を猛追。39キロ過ぎでとらえ、2位に浮上してゴールに入った。

 「3位より2位という気持ちだった。もったいないレースはしたくなかった」と吉田。一般参加のランナーや沿道からは市民ランナーの星として声援を浴びていたが、「(女性の市民ランナーの)先駆け的な存在になれれば」と話した。

 リオ五輪の選考対象レースは、来年1月の大阪国際女子マラソン、同3月の名古屋ウィメンズマラソンと続くが、レース終盤にアフリカのランナーを抜いた驚異的な粘りは評価の対象に十分になる。

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