青木 肉パワー2差2位浮上 スイング改造で飛距離30ヤードUP

[ 2015年11月15日 05:30 ]

この日5つスコアを伸ばし2位に浮上した青木瀬令奈

女子ゴルフツアー 伊藤園レディース第2日

(11月13日 千葉県長南町 グレートアイランド倶楽部=6639ヤード、パー72)
 肉食系女子の青木瀬令奈(22=三和シヤッター工業)が67をマークして通算9アンダーとし、9位から首位と2打差の2位に浮上した。3年ぶり2度目の最終日最終組からツアー初優勝を目指す。イ・ボミ(27=韓国)は68で回り、通算11アンダーで単独首位をキープ。賞金女王決定と女子ツアー初の年間獲得賞金2億円到達に王手をかけた。

 序盤はドタバタだった。青木は1番の第1打を右に曲げた。15メートルのパーパットが残ったが、これを沈めた。2番も1・5メートルのパーパットを入れた。「1、2番のピンチをしのげたので3番からのいいゴルフにつながった」。3番で2メートルにつけ初バーディー。5、6番も2メートル前後を決め、16番は6メートルをねじ込んだ。前日に左肘痛を発症。テーピングを施して出たが最後まで振り切れないため1、2番は右に飛んだ。そこで少し左を向いて構えることで修正しバーディーラッシュにつなげた。

 朝から牛丼を食べる肉食系。10日朝はおろしポン酢牛丼を堪能した。焼き肉も大好物だが、食べるのは予選通過した時だけと決めている。宿舎近くの焼き肉店を確認済みで「コーチと食べに行きます」と笑顔で話した。

 飛ばないのが悩みだったが今年スイングを改造して1Wの平均飛距離は210ヤードから240ヤードに。初の賞金シードも確定させた。「あとは優勝という気持ちが強い」。最終日最終組は12年ヨネックス・レディース以来2度目。イ・ボミを2打差で追いかけるが「相手が崩れることはない。気持ちで負けたら負け。64のベストスコアを超えたい」と攻め切る覚悟だ。

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2015年11月15日のニュース