【こだわりの一品】大砂嵐「日本文化」学ぶための学生証

[ 2015年11月15日 10:20 ]

東京国際大の学生証を手にする大砂嵐

大相撲九州場所6日目

(11月13日 福岡国際センター)
 2勝目を挙げた大砂嵐は学生証を財布の中にしのばせている。「時間があったら、いつでも行けるようにね」。

 9月末、大嶽親方(元十両・大竜)の紹介で、東京国際大の聴講生となった。故郷エジプトでは名門カイロ大で会計学と経営学を学んでいた。19歳で来日する時、休学したが「もともと勉強は好き。相撲の世界じゃない日本の文化を勉強したい」と向学心が高まった。

 受講するのは「日本文化」。初回の授業では自ら先生役を買って出て、学生たちから相撲に関する質問を受け付けた。相撲界以外の若者との交流は新鮮だったようで「みんな友達だね」とすっかりエンジョイ。多忙なため出席はまだ1回。場所後の友人たちとの再会を楽しみにしている。

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2015年11月15日のニュース