ケニア陸連で協賛金着服か 新たな疑惑と英紙報道

[ 2015年11月15日 22:22 ]

 英紙サンデー・タイムズは15日、組織的なドーピングで国際陸連がロシア陸連を暫定資格停止処分とするなど、揺れるスポーツ界の新たな疑惑として、ケニア陸連の幹部が大手スポーツメーカー、ナイキ社からの多額の協賛金を着服した疑いで警察の捜査を受けていると報じた。

 同紙によると、内部告発者の証言でケニア陸連の幹部3人によって約70万ドル(約8600万円)が流用された疑いが浮上した。国際陸連も倫理委員会で事実関係の調査に入っているという。

 長距離王国のケニアは近年、ドーピングでも違反が相次ぎ、同国オリンピック委員会のケイノ会長が国内の反ドーピング態勢に懸念を表明。暫定資格停止となったロシア陸連に続いてケニアにも同様の措置が取られる可能性を指摘している。(共同)

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2015年11月15日のニュース