早大FB藤田 主将に恩返しV、そして最高の成人式に

[ 2014年1月12日 05:30 ]

早大は全部員が見守る中、帝京大のジャージーを着せたダミーにメンバーが1人ずつタックル

ラグビー全国大学選手権決勝 早大―帝京大

(1月12日 東京・国立競技場)
 12日に東京・国立競技場で行われるラグビー全国大学選手権決勝を控え、5大会ぶり16度目の大学日本一を目指す早大は東京都杉並区のグラウンドで最終調整。18歳7カ月の日本代表最年少キャップを持つFB藤田慶和(2年)は「垣永さんは頼りがいのある主将。恩返しできたらと思う」と誓った。

 2学年上のプロップ垣永主将(4年)は、東福岡でも1年間ともにプレー。第89回(09年度)全国高校大会の優勝メンバーでもある。高1からレギュラーだった藤田にとって「1年で不安なこともあったが、キャプテンに褒めてもらってうれしかった。不安が消えた」と掛け替えのない存在だった。だからこそ、これまでの恩を日本一という形にして返すつもりだ。後藤監督も「藤田のおかげで他のバックス陣もレベルアップしている」と大きな期待を寄せた。

 練習では帝京大の赤いジャージーを着せたタックルダミーに登録メンバー全員がタックルし、気合を注入した。13日の成人の日は「(生まれ育った)京都に帰る」という藤田。最高の成人式にするためにも、栄冠をつかみ取る。

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2014年1月12日のニュース