藍 8位に浮上!真骨頂の粘りでパーセーブ

[ 2013年7月1日 06:00 ]

第3ラウンド、16番でバーディーパットを決めガッツポーズの宮里藍

USLPGAツアー全米女子オープン第3日

(6月29日 米ニューヨーク州サウサンプトン・セボナックGC=6796ヤード、パー72)
 23位から出た宮里藍(28=サントリー)は2バーディー、2ボギーの72にまとめ、通算2オーバー、218で8位に浮上した。メジャー大会3連勝を狙う朴仁妃(24=韓国)はこの日のベストスコア71をマーク。通算10アンダーに伸ばし首位を守った。74の宮里美香(23=NTTぷらら)は、73の上原彩子(29=モスフードサービス)と並び通算7オーバーの32位となった。

 宮里のゴルフが凝縮されたラウンドだった。ボギーを叩いた後にバーディーを奪うこと2回。ほとんどの選手がスコアを落とした第3ラウンドで宮里が真骨頂の粘りを最後まで見せた。「イーブンパーでこれだけ順位が上がるのはメジャーならでは。うまく自分をコントロールできたのが、この結果になった」と笑顔で振り返った。

 大会3日間で最も風が吹いた。スタート前、「風も強かったし、バーディーの数よりミスを抑えて我慢する方が傷は少ないかなと思った」と耐えるゴルフを心に決めた。2番でボギーが先行したが、8番でバーディーを奪い返す。12番パー3はテーショットを右のバンカーに入れると砂にめり込み“目玉”になった。2打目はグリーンをオーバーしたが、それでもきっちり寄せてボギーでしのいだ。傷口を最小限に抑えると、16番では9メートルを沈めてバーディーを奪い、力強くガッツポーズした。

 「過去を忘れる。ミスしたこと、うまくいったこと全て忘れて目の前の一打に集中する。何度もストレスがたまりそうになったけど、それを忘れて次に集中できたので流れを切らさずにできた」。ミスを引きずらず、チャンスでバーディーを奪う。これを実践できるのが宮里の強みだ。

 首位の朴仁妃との差は、12打に広がった。優勝が遠い中で向かう最終日に、物足りなさはあるが、それでも「我慢すれば一つでも順位は上がる。歯を食いしばって頑張りたい」と力強く前を向いた。近い将来のメジャー制覇のためにも、無駄にしていいラウンドはない。宮里の辞書に「諦め」の文字はない。

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