伊達 セリーナに完敗も「今度はハードコートで」再戦意欲

[ 2013年7月1日 06:00 ]

女子シングルス3回戦でセリーナ・ウィリアムズにポイントを奪われ、苦笑いのクルム伊達公子

ウィンブルドン選手権第6日

(6月29日 英ロンドン・オールイングランド・クラブ)
 女子シングルスで大会最年長の3回戦進出を果たしたクルム伊達公子(42=エステティックTBC)は、昨年覇者のセリーナ・ウィリアムズ(31=米国)に2―6、0―6で完敗した。1番コートから急きょセンターコートに変更されて行われた初対決。世界1位の強さを身をもって味わったものの再戦への意欲も示した。ツアー400勝目を逃した伊達に対し、S・ウィリアムズは34連勝で600勝目を挙げた。

 ネットに詰めようと前に出た伊達の脇を、S・ウィリアムズの返球がうなりを上げてすり抜けていった。「1時間はコートに残っていたい」と話していたが、試合時間はどうにか1時間1分。予想通りの完敗だった。

 当初は1番コートの最後に予定されていた試合。ところが、直前の試合の進行が遅れ早く空いたセンターコートに移された。伊達にとって4度目のウィンブルドンのセンターコート。しかし、姉のビーナスをあと一歩まで追いつめた2年前の再現とまではいかなかった。

 同じコートに立てば、筋骨隆々のS・ウィリアムズの肉体は伊達の倍はあろうかという分厚さだった。サーブの最高速度は男子でもざらにはいない時速200キロに到達。第1セットの第1ゲームは、2本のエースを奪われてわずか1分でキープされた。

 ただし、リターンを返してラリーに持ち込めば、そこまで一方的にはならなかった。「自分のテニスをできる可能性も感じた。もちろんそれ以上に難しさは感じたが、凄く内容のある試合だった」。最強女王に必死にあらがう42歳を観客も声援で後押し。第7ゲームをブレークして、せめてもの見せ場はつくった。

 「ブレークよりもキープが難しいと思っていたのでできればもう少しブレークしたかった。ネットに出た時はいいポイントも取れたし、今度はハードコートで戦ってみたい」。完敗を認めながらも情熱衰えぬ42歳。試合を振り返る表情も楽しげで、また新たな目標を見つけ出した。

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