藍、連覇大ピンチ…初日だけで首位に12差

[ 2011年2月18日 06:00 ]

第1ラウンド、首位と12打差の44位と出遅れた宮里藍

 USLPGAツアーのホンダLPGA第1日は17日、タイ・パタヤのサイアムCC(6469ヤード、パー72)で行われ、2年連続の開幕戦優勝を狙う宮里藍(25=サントリー)は3バーディー、4ボギー、1ダブルボギーの75で回り、3オーバーで首位と12打差の44位と大きく出遅れた。2番パー4でバンカー脱出に失敗してダブルボギーを叩いて序盤でリズムを乱した。上田桃子(24=フリー)、宮里美香(21=NTTぷらら)はともに2アンダーの11位につけた。

 2番パー4で落とし穴が待っていた。宮里藍の第1打はバンカーへ。8Iで脱出を試みたが、高い土手に阻まれ、ボールは再び砂の上へ。第3打は出すだけで4オン2パットのダブルボギーを叩いた。1番で5メートルを沈めるバーディーで幸先のいいスタートを切ったが、勢いは完全に消えた。

 「仕方ないかなという感じでした。2ホール終わっただけだったので、その後は平常心でいきました」と切り替えを図ったが、うまくいかなかった。アイアンの精度を欠き、アプローチとパットで耐える展開が続いた。前半は2オーバー。後半もボギーが先行。連覇がかかる大会の初日は44位と大きく出遅れた。

 ホールアウト後は約1時間アイアンを振り込んだ。キャディーのミック・シーボーン氏にアドバイスを受け、スイングの修正を図った。首位の金寅敬(キム・インキョ)とは12打差ついたが「スコアは良くないけど、フィーリングはむしろいい」と前向きな姿勢は変わらない。まずは1打ずつ詰めていく。

 ▼1位金寅敬 スタート時間が早く、少しだけ他の選手より涼しかった幸運もあった。バーディーがこんなに続くとは思っていなかった。1打に集中することだけ考えていた。

 ▼2位J・インクスター きょうは大きなトラブルがなかった。本当にアイアンがよくヒットしたわ。

続きを表示

この記事のフォト

2011年2月18日のニュース