真央、2年ぶりに3回転―3回転跳ぶ!

[ 2011年2月18日 06:00 ]

初練習し、上々の仕上がりを見せた浅田真央

フィギュアスケート四大陸選手権第1日

(2月17日 台湾・台北)
 フィギュア女子の浅田真央(20=中京大)が17日に台湾・台北で初練習を行い、2年ぶりの2連続3回転ジャンプ挑戦に意欲を見せた。

 本番会場での1回目の練習で代名詞であるトリプルアクセルを入念にチェックした後、3回転フリップ―3回転ループにも挑んだ。2回跳んでいずれも成功。09年3月の世界選手権(ロサンゼルス)のショートプログラム(SP)で成功して以来封印してきたもう一つの大技に、フリーで再挑戦する可能性が出てきた。

 佐藤信夫コーチは「本人はやりたいでしょう」という。トリプルアクセルを最優先して、最近は控えてきたが、もともとは得意技。現在の3回転―2回転より基礎点3・3点増は大きな魅力だ。

 ライバルのキム・ヨナ(韓国)や村上佳菜子も得点源にしている。佐藤コーチは「ちょっと回転が足りない。無理じゃないかと思う」と慎重だが、浅田自身は意欲十分だ。「フリーは(12月の)全日本選手権からいろんな部分を変えて、全然違ったプログラムになっている。点数より、やるべき要素をしっかりやりたい」。世界選手権の前哨戦はチャレンジ精神で臨む。

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