美帆、中学新連発!五輪効果には“ホクホク”

[ 2010年1月10日 06:00 ]

4位に終わり、舌を出す高木

 スピードスケート・アジア距離別選手権第1日は9日、明治北海道十勝オーバルで行われた。史上最年少となる15歳でバンクーバー五輪代表となった高木美帆(北海道・札内中3年)が、500メートルで1回目39秒53、2回目39秒39と、ともに中学記録を更新し、合計78秒92で4位となった。

 従来の中学記録は小平奈緒が中学2年だった01年3月に高速リンクのカルガリーで出した39秒59。低地のリンクで更新し「帯広で抜きたいと思っていたので良かった」と心から喜んだ。今回の五輪では出場しないものの、500メートルでは37秒台のタイムを出してくる世界のトップ選手との実力差はありあり。それでも鈴木強化部長が「筋力がつけば、4年後は楽しみ」と話すなど、今後に十分期待を抱かせる滑りだった。
 16日に地元・幕別町で行われる壮行会では、同町出身で、高木が進学を希望する帯広南商OGの北京五輪陸上短距離代表、福島千里(北海道ハイテクAC)から激励を受ける予定。また、2つの応援団体も発足するなど周囲の反響は大きく、高木は「お年玉が増えました。最近会っていない人からももらった」とし、最大の変化を問われると「取材される量ですかね」と笑った。10日は五輪で滑る1000メートルに出場。「最初から飛ばしていく」と気合十分だった。

続きを表示

2010年1月10日のニュース