代表決定へ残り1レース 皆川と湯浅が争う構図に

[ 2010年1月10日 21:55 ]

 アルペン男子は五輪代表を原則として17日にスイスのウェンゲンで開催される次戦のW杯までの成績順に選考する方針。ここまで佐々木が日本勢最高位で優位に立ち、残り1枠を皆川と湯浅が争う構図。この日は2人ともに1回目で途中棄権し、最後の1レースに追い込まれた。

 2人の今季自己最高は湯浅が23位で、皆川が24位。より厳しい立場の皆川は「やることはシンプル。ウェンゲンは五輪のようにイメージして滑る」と覚悟を決め、4季前に4位に入った相性のいいコースで逆転を狙う。
 この日は序盤で片足通過の反則を犯して途中棄権したが、出だしの手応えは良かったという。「結果が出ないことをしょうがないとは言えないけど、調子はすこぶるいい」と前を向いた。
 湯浅は2戦連続で片足通過の反則。しかも両レースともスタート直後で「合わせて10旗門くらいしか滑っていない。(レースの)フィーリングが残らない」と焦りも見える。ただ、このまま終わるつもりはない。「ウェンゲンは自分にとっていいコース。しっかり滑りたい」と力を込めた。(共同)

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2010年1月10日のニュース