岡部“5番目のイス”へ大きく前進

[ 2010年1月10日 06:00 ]

7位に入った岡部孝信

 ノルディックスキー・ジャンプのHTB杯国際大会は9日、札幌市大倉山ジャンプ競技場(K点120メートル、HS134メートル)で行われ、国内調整を続けてきた39歳のベテラン岡部孝信(雪印)が7位に入り、バンクーバー五輪代表に大きく前進した。

 1回目130メートルで5位につけながら2回目で117メートルと失速した岡部は「何も話すことはない」と険しい表情を浮かべたが、五輪への道は見えてきた。
 五輪代表5枠のうち、既にこの日優勝した葛西紀明(土屋ホーム)、2位の伊東大貴(雪印)、3位の栃本翔平(雪印)のW杯組3人は当確。残り2枠のうち1枠はこの日4位に入った湯本史寿(東京美装)が有力となったが、W杯組の竹内択(北野建設)が10位となったため、日本人5位に入った岡部が一歩リードする形となった。
 10日STV杯(札幌・大倉山)で五輪選考は終了(13日発表)するが、全日本スキー連盟の伊藤義郎会長は「(岡部が)130メートルを飛び安心した。五輪に行っても大丈夫でしょう」と早くも岡部の4度目の五輪に太鼓判を押した。

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2010年1月10日のニュース