貴乃花親方は多くを語らず「取組を重視しないと」

[ 2010年1月10日 20:29 ]

 2月1日に行われる日本相撲協会の理事選挙に、二所ノ関一門を離脱して立候補する貴乃花親方(元横綱)は初場所初日の10日、「わたしだけの問題じゃないので、選挙についてはお話しすることができません」と多くを語らなかった。

 角界の内外で大きな波紋を広げているだけに、「もう場所中なので取組を重視しないといけません」と周囲を気遣った。
 二所ノ関一門の幹部らは8日の一門会の余韻を引きずったまま初日を迎え、複雑な表情。理事選挙への立候補をあらためて明言した鳴戸親方(元横綱隆の里)は貴乃花親方の行動について「僕には疑問だ。大先輩たちは深く物事を考えてやってきたのだから」と述べ、一門のまとめ役の放駒理事(元大関魁傑)は「あれから話し合いもしていないし、場所中だからお話しできません」と口数が少なかった。

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2010年1月10日のニュース