時津風一門、2人目を擁立へ

[ 2010年1月10日 06:00 ]

時津風一門会を終え引き上げる時津風親方(左)と陸奥親方

 【貴乃花親方、離脱から一夜】他の一門の動きも慌ただしくなった。時津風一門と高砂一門は9日、東京・両国国技館でそれぞれ会合を開いた。

 理事選の投票権を持つ評議員が18人の時津風一門の理事候補は前回まで1人だった。だが、評議員12人の高砂一門と協力することで合計30票を確保。両一門で合計3人の理事候補を立てることが可能となるため、1人増やして2人の候補を擁立する方向で調整中だ。候補者の選出は初場所中に再度話し合うことになったが、来年に定年を迎える伊勢ノ海理事(元関脇・藤ノ川)の後任は陸奥親方(元大関・霧島)が最有力。“第2候補”として式秀親方(元小結・大潮)が浮上している。
 時津風一門の動きを受け、高砂一門の中村親方(元関脇・富士桜)も「票があれば、もう1人出すことになる」と協力に前向きな姿勢を示した。高砂一門は現職の九重親方(元横綱・千代の富士)を推すことでまとまっているが、理事選当選ラインの10票を超え2票の余裕があるため、両一門の票が他一門に流れないように協力。両一門の動きは他一門の動向にも影響を及ぼしそうだ。

続きを表示

2010年1月10日のニュース